個人再生の手続きの流れや手続き完了までの期間をわかりやすく解説
もし借金の返済が厳しくなっているのであれば、債務整理で人生をリセットする方法があります。
今回は債務整理の中でも個人再生の手続きの流れや成立するまでにどのくらいの期間がかかるかについて解説していきます。
個人再生の手続きの流れについて解説
個人再生の手続きは、決められた手順に沿って進めていく必要があります。
どのような流れで手続きを進めるべきかについて、紹介します。
申し立て前の準備
裁判所に申し立てることで、個人再生の正式な手続きが開始されます。
しかしその前に、まずどの程度の借金があるか調査しましょう。
もし利息制限法を超える利率で利息支払いをしていた場合には、過払い金の返還請求が必要です。
借金の全貌が判明したところで、申立書を作成します。
その他に申し立てにあたって必要書類があるので、こちらの手配も進めます。
手続き開始決定
必要書類と申立書を裁判所に提出して、問題なければ、再生手続き開始決定が出されます。
すると個人再生委員が選任され、彼らが手続きの指導・監督を担う形になります。
裁判所は改めて債務状況を計算し、そちらをもとにして再生計画案を作成します。
一般的には借金の1/5もしくは持っている財産の総額、いずれか高いほうまで債務を圧縮します。
基本的には3年間で完済できるような計画を策定します。
新たな計画で返済
もし再生計画案が認められれば、その再生計画にのっとって返済を進めていきます。
自分で返済を進めることもできますし、専門家に依頼して返済代行してもらう場合もあります。
福利込み先が複数あって、手続きが面倒だったり、返済をついうっかり忘れそうになったりしたときのための対処法です。
個人再生の手続きにかかる期間は?
個人再生の手続きが完了するまでに、おおむね1~2年程度かかると思ってください。
どんなに早くても半年くらいはかかります。
もしできるだけ早く手続きを完結させたければ、専門家に対して積極的に協力することです。
必要な書類は何か調べて、準備できるものからどんどん準備していきましょう。
弁護士に任せた場合、だれがやっても事務手続きのスピードはほぼ一緒です。
時間がかかるかどうかは、顧客が書類などの準備を手早く進めてくれるかにかかっています。
まとめ
マイホームを持っていて、こちらを手放すことなく住宅ローン以外の債務を圧縮したければ、今回紹介した個人再生がおすすめです。
ただし本当に個人再生がベストの選択肢か、素人が正しく判断するのは難しいでしょう。
そこでまずは弁護士に相談することが先決です。
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弁護士 黒川慶彦
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- 経歴
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- 昭和55年
- 埼玉県所沢市生まれ
- 平成15年
- 中央大学法学部法律学科卒業
- 平成17年
- 司法試験合格
- 平成20年
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法律事務所勤務
一般民事から企業法務、知的財産訴訟等幅広い分野の案件に携わる。
- 平成23年
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都内医療機器輸入商社にて勤務
法務部門(国内外契約業務、労務紛争等)
物流部門、マーケティング部門の責任者を歴任。
- 平成30年
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真英法律事務所設立
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- 令和4年7月
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